住宅ローンを借りる際には、「運転免許証」のコピーを提出することが一般的です。

「ああ、本人確認でしょう。はいはいこれが免許証です」

と、普通は特に気にすることなく、身分証明書として免許証を提示すると思います。

ですが、実は金融機関はあなたの運転免許証を見て、コッソリとある部分もチェックしているのです。

それは、免許証番号です。

あなたの運転免許証にも、12桁の数字が記載されているはずですが、この数字の中に、ローン返済を遅延しやすい人かどうかを予測できる暗号が隠されています。

12桁の番号の中の最後の数字。

これは、今までに免許証が再発行された回数を表示しています。

更新による発行しか受けたことが無い人は「０」となっていますが、紛失などで再発行を1回受けた人は「１」、２回受けた人は「２」と記載されます。

では、その数字の何が問題なのでしょうか？

ある会社経営者のフラット３５をお手伝いした時のことです。

免許証の再発行回数は「２」と記載されていました。

審査の過程では予想通り

「なぜ免許証を２回も再発行しているのですか？」

と連絡が入りました。

ご本人に確認すると、お酒を飲みに行くと免許証を入れたお財布ごと紛失する

ことが度々あるそうです。

再発行の回数が多い＝自己管理が弱い＝ローンの返済日は大丈夫？

と金融機関からは見られてしまいます。

免許証に書かれている数字は、たかが数字ではありません。

紛失しても再発行すれば問題ない、と考えている経営者は注意が必要です。

住宅ローン審査では思わぬデメリットとなる可能性もありますので、免許証は適切に管理しましょう。