長期固定金利が特徴の「フラット３５」は、住宅金融支援機構が提供している住宅ローンで、銀行など数多くの金融機関が取り扱い窓口となっています。

「それなら、どこで申し込んでも同じ審査なんだよね？」

と思われる方も多いのですが、実は必ずしもそうとは言えません。

もちろん審査基準は住宅金融支援機構が定めていますが、最初の審査は取り扱い窓口となる金融機関が行います。

取り扱い窓口となる金融機関の審査をパスした案件が、住宅金融支援機構の審査に回る形となっているのです。

そして、取り扱い窓口となる金融機関によって、審査基準は微妙に異なります。

微妙な判断の違いにより、Ａ社で申し込んでもローン審査に通らなかった方が、Ｂ社で申し込んだら審査を通過した、ということはごく稀にあります。

ライフプランを作成してみますと「全期間固定金利以外では借りてはダメ」な方もいます。

（固定金利を選んだ方が良い人は？についてはコチラをご覧ください）

そのような方が住宅ローンを借りる場合には、フラット３５が住宅ローン選択の最有力候補となります。

フラット３５が最適な住宅ローンであるにも関わらず、微妙なラインで審査を通らなかった方は他の金融機関で申し込んでみるのも１つの手です。

しかし、住宅ローンは借りることが目的ではなく、ずっと幸せにマイホームに住み続けることが目的のはずです。

ローン審査が厳しい結果となった方は、他の金融機関で申し込む前に必ず家計の見直し・改善をして、あなたにとって適正な住宅購入予算額で申し込むようにしましょう。