資金繰りのリスクヘッジがローン審査に影響?|社長の住宅ローン相談所
会社を経営していると、売り上げ代金の入金より先に仕入れ代金や外注費を支払う必要があることも多く、一時的に資金がショートする時があります。
銀行融資を受けて資金繰りが回せればよいですが、銀行融資は時間もかかりますし、そうなると支払が間に合わないことがあります。
そのような時に、クレジットカードのキャッシング枠を重宝する会社経営者は多いことでしょう。
クレジットカードのキャッシングは必要なときに迅速に借入が出来ますから、イザという時の資金繰りに役立ちます。
しかし、住宅ローン審査では、このキャッシングの枠自体が悪影響を及ぼすことが多々あります。
例え住宅ローンの審査を受ける時点でキャッシング残高が0円であったとしても、「枠」の存在が審査で引っかかることがあるのです。
住宅ローンの審査上、重要な指標の1つに「返済比率」があります。
(住宅ローン返済額+その他のローン返済額)÷年収=返済比率
返済比率が、銀行の定める一定比率を超えてしまうと、ローン審査が通らない結果になります。
この「その他のローン返済額」にクレジットカードのキャッシング枠がプラスされ、返済比率オーバーとなることがあるのです。
会社の資金繰り上、クレジットカードも大切かとは思いますが、住宅ローン審査を受ける際にはキャッシング枠を解約するなどの対応も必要です。
会社経営者が住宅ローン審査を受ける際には、個人の住宅ローン審査のことだけを考えるのではなく、会社の資金繰りの予定も含めて審査を受けるタイミングを検討しましょう。
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