住まいのお金FP相談室の真崎です。

数年前にご相談頂いたお客様より

「住宅ローンの返済が苦しいです・・・」

と連絡がありました。

当時マイホームの購入を希望された際には「住宅購入予算診断」を受けて頂き、マイホーム購入の適正予算をお伝えしましたが、

お客様が希望するハウスメーカーの営業担当者から

「予算〇万円ですか？もっと予算を上げて大丈夫ですよ～。全然問題ないです！」

と言われたようで、最終的には予算オーバーで建築することを選択されました。

このお客様の適正予算からすると、依頼先のハウスメーカーが間違っていたのはもちろん

・数百万円もするオーダーメイドの暖炉を設置

・今まで全く経験がない業種で事業を開始するための工房を建築

と、夢は膨らむばかりでした。

奥様は過去に延滞履歴があり、毎月のお給料はその月に全て使ってしまうので、自己資金はほぼ０円。

適正予算の重要性は繰り返しご説明したのですが、

ハウスメーカーの担当者に

「大丈夫！問題ないです！予算を上げましょう！」

と言われたことで、

「マイホームへの希望が全て叶う！！」

と気持ちが舞い上がってしまい、その営業担当者と家づくりを行うことになりました。

「予算をオーバーしているので、住宅ローン破綻のリスクが高いですよ」

と引き留める当社が疎ましかったようで、最後は音信不通に。

しかし、残念ながら数年経過して、

「住宅ローンの返済が苦しいです・・・」

と連絡してくる結果となってしまいました。

現状を伺うと、

・ご主人は年収が１００万円単位でアップする職場へ転職する

・奥様は１円の売り上げも上がっていない事業を廃業して正社員として勤務する

など、厳しい決断をしない限り住宅ローン破綻に陥るのは時間の問題でした。

ハウスメーカーの営業担当者は、住宅価格が高くなるほど営業手当も高くなり、自分の年収がアップします。

ですから、なんとか予算を上げようと、あの手この手の営業話法を使う方も一定程度います。

せっかくマイホーム購入時の適正予算を診断させて頂いても、それを超える金額で住宅購入を行っていてはリスク管理になりません。

住宅ローン破綻を防止するためにも、ご希望のお客様には

適正予算内で建築できる住宅会社

更に

適正予算の重要性を理解している営業担当者

をご紹介していますのでご活用ください。

適正予算の重要性を理解している営業担当者であれば、予算内でお客様のご希望を叶えられるよう、間取りや住宅設備、仕様の変更など、最大限努力したプランを提案してくれます。

マイホーム購入時の

「資金計画」

「住宅ローン」

「適正予算」

などのお悩みは『住まいのお金FP相談室』のファイナンシャルプランナー（FP）へご相談ください。

いくらまでならマイホームにお金を使っても「教育資金」や「老後資金」を問題なく準備ができるかご存知ですか？

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