住まいのお金FP相談室の真崎です。

住宅購入のお手伝いをしていると、時として不思議なお客様に出会うことがあります。

数年前、中古の戸建て住宅の購入を希望されていたお客様。

お付き合いのある不動産会社へお願いをして内覧に同行しました。

売主の方は既に退去して空室でしたので、基本的には自由に見学してください、という状況でした。

「〇〇（子供の名前）の面倒を見ているから、室内を見学してきなよ」

とご主人。

マイホーム購入の主導権は奥様が握っているようでしたので、お子様をご主人が見ている間に、奥様が室内を見学することに。

玄関⇒リビング⇒洋室⇒浴室⇒トイレ

と順番に1階を見終わり、2階へ移動。

2階に和室の有るお家でしたので、まずは和室の部屋に入り、押し入れをガラッと開けた瞬間、目が点に・・・

子供の面倒を見ているはずのご主人が、なぜか押し入れの中でひざを抱えて座っているのです。

？！( ﾟДﾟ)

ど、どういうこと？

状況がのみ込めず、

「え、っと・・・どうしたんですか？」

と聞くと、どうやら子供と一緒にかくれんぼをしていて、2階の押し入れに隠れていた様子。

和室の部屋の中では当然、奥様や不動産会社の話し声は聞こえていたはずですが、それでも出てくることなく

ジ～ッ

と身を潜めていた模様。

その状況を見た奥様は

「ダメじゃな～い。そんなことしてちゃ～。ちゃんと〇〇（子供の名前）を見ててね♡」

と、大人であるご主人に対して、まるで子供を諭すように、赤ちゃん言葉で話していました。

えええ～？( ﾟДﾟ)

内覧を終え、お客様が帰った後、不動産会社が戸締りをするのを手伝っていると、室内に何やら白いビニール袋が。

何だろう？

と思って開けてみると、ビニール袋の中身は、さっきまで内覧をしていたお客様が飲んでいた空のペットボトルと、子供が食べていたお菓子の空き箱などのゴミ。

う～ん・・・

売り出し中とはいえ、売主さんからすれば想い出の詰まった大事なマイホームですよ！

住宅を探している方は、希望条件に合った物件を探すことに苦労することがあります。

そのような時に頼りになるのは、不動産会社や住宅会社の情報です。

過去に相談に見えたお客様の中には、当社とお付き合いのある不動産会社から相続案件など、販売前の情報を紹介してもらい、希望条件を満たしたマイホームを購入できた方もいます。

不動産会社や住宅会社は、条件の良い物件情報を掴むと、抱えているお客様へ優先的に案内し、表に出てくる前に売買が完結することがあります。

営業担当者も人の子ですから、お客様とは気持ちよく取引をしたいと思っています。

ですから、お客なら何をやっても良いと考えているような方は、未公開情報は教えてもらえないでしょう。

当社にお問い合わせを頂くお客様は、ほとんどの方が常識ある良い方ですが、内覧をする際には節度をもって見学しましょう。

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