審査日数からわかるNGの理由とは?|住まいのお金FP相談室
住宅ローンに申し込むと、多くの方がこう思います。
「自分は本当に借りられるのだろうか…?」
事前審査を申し込んでから、結果が出るまでの数日間は落ち着かないものです。
特に初めてのマイホーム購入であれば、なおさらでしょう。
住宅ローンは、申し込めば誰でも借りられるものではありません。
金融機関は独自の審査基準をもとに、「返済できる人かどうか」を総合的に判断しています。
そして残念ながら、審査に通らないケースもあります。
しかも、否決された場合でも「なぜダメだったのか?」という具体的な理由は教えてもらえません。
だからこそモヤモヤ感が残りますが、実は審査結果が出るまでの日数によって、ある程度その理由を推測することができます。
今回はそのポイントについて、分かりやすく解説します。
住宅ローン審査の流れを知っておきましょう
まずは、金融機関がどのような順番で審査をしているのかを理解しておきましょう。
住宅ローン審査は、一般的に次のような流れで進みます。
1.信用情報の確認
2.申込者の属性審査(年収・勤務先・勤続年数など)
3.返済比率の確認
4.物件の担保評価
5.総合判断
この中で、最も早い段階で行われるのが「信用情報の確認」です。
もし、住宅ローンの事前審査を申し込んでから1~3日程度で否決の連絡が来た場合、高い確率で「信用情報」に問題があったと考えられます。
なぜなら、金融機関は申し込みを受けると、まず最初に信用情報機関へ照会をかけるからです。
日本には主に以下の信用情報機関があります。
・CIC
・JICC
・KSC
ここには、過去のクレジットカードの利用状況や、ローンの返済履歴が登録されています。
特に「異動」と呼ばれる重大な事故情報が登録されていると、その時点で審査終了となるケースがほとんどです。
この段階で否決が確定すれば、勤務先評価や物件評価など、次の審査ステップへは進みません。だからこそ、結果が早く出るのです。
そして意外と多いのが、本人に自覚がないケースです。
例えば、
・昔使っていたクレジットカードの年会費未払い
・引っ越し後に届かなかった請求書
・携帯電話の分割払いの滞納
・家族カードの支払い遅れ
「そんな小さなことが?」と思うかもしれませんが、住宅ローン審査では非常にシビアに見られます。
住宅ローンは数千万円単位の融資ですから、金融機関は「長期にわたり確実に返済できるか?」を判断します。
過去に約束を守れなかった履歴があると、それだけでマイナス評価になるのです。
信用情報は自分で確認できます
もし早期否決だった場合、まずはご自身の信用情報を確認してみることをおすすめします。
上記の信用情報機関では、本人開示請求が可能です。
手数料は数百円~1,000円程度で、スマートフォンや郵送で取得できます。
実際に情報を確認すると、「ここが原因だったのか…」と分かるケースも少なくありません。
原因が分かれば、次にどう動けばよいかを考えられます。
信用情報に問題があった場合の対策
信用情報に異動情報がある場合、原則として5年間は記録が残ります。
異動の記録がある場合には、以下のような対策が考えられます。
・誤登録があれば訂正依頼を出す
・配偶者名義で住宅ローンの申込みを検討する
・収入合算ではなく単独申込みに変更する
・フラット35など商品を変える
重要なのは、「一度ダメだった=一生借りられない」ではないということです。
戦略を立て直すことで可能性が見えてくるケースもあります。
4日以上かかった場合は別の理由の可能性
ちなみに、審査結果が出るまでに4日以上かかっている場合は、信用情報は通過している可能性が高いです。
その場合は、
・返済比率が高い
・勤続年数が短い
・転職直後
・物件の担保評価が低い
など、別の要因が影響していると考えられますから、審査日数は、ある意味ヒントになるのです。
住宅ローンは「ぶっつけ本番」で申し込むものではありません。
事前に
・信用情報の確認
・借入状況の整理
・返済比率の試算
・金融機関選び
をしておくことで、無駄な否決を避けることができます。
まとめ
住宅ローンの審査結果が1~3日で出た場合、それは「信用情報」が原因である可能性が高いです。
もし否決された場合は、正しく現状を把握し、適切な対策をとれば道が開けることもあります。
マイホームは人生最大の買い物だからこそ、感情だけで動くのではなく、冷静に一歩ずつ進めていきましょう。
不安な方は、住宅ローン審査へ申し込む前に専門家へ相談することを強くおすすめします。
「知らなかった…」でチャンスを失わないために。
あなたのマイホーム計画が、安心して進められるものになりますように。
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幼少の頃2DKの公団住宅に住んでいたため、マイホームへ強い憧れを持っていました。しかし、初めての住宅購入では失敗・・・その経験から住宅購入者が失敗を未然に防ぎ、満足のいく家づくりのお手伝いをしています。
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全国のFPが会員登録している日本FP協会様より、実務家FPとして取材を受けました。
「シンヴィング」様より住宅購入相談FPとして取材を受けました。(クリックで拡大します)
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