住まいのお金FP相談室の真崎です。
今回は、実際にあった「土地購入時のトラブル」のお話を紹介します。
「こんなこと本当にあるの?」と思うかもしれませんが、これは土地取引に起こったリアルなお話しです。
理想の土地が見つかった!はずが・・・
あるご夫婦が、松戸市近郊で土地を探していました。
そして、子どもの通学や職場へのアクセス、商業施設の利便性など、どれも条件にぴったりな土地を見つけたのです。
立地も価格も条件も希望どおりの土地を見つけ、すぐに不動産会社へ問い合わせ。
販売図面には「建築条件付き」との記載はありませんでしたので、どこの住宅会社で建てても良さそう。
しかし、いざ販売元に連絡をしてみると――
「この土地は、弊社で建築していただくお客様にしか販売しません」
との返答。
つまり、「その土地の販売会社で家を建てること」が購入の条件だったのです。
広告に書かれていない「隠れた建築条件」
驚いたお客様は、広告を何度も見直しました。
どこにも「建築条件付き」とは書かれていません。
それどころか、「お好きなハウスメーカーで建築可能です」と書かれています・・・
実はこうした手口を行う不動産会社も存在しています。
会社によっては、
一見「建築条件なし」と見せかけて、
実際は「自社で建てるお客様限定」
という形で囲い込むケースがあります。
表面上は建築条件付きではないため、購入希望者にとっては非常に不誠実な対応です。
どうしても諦めきれず、価格の上乗せで交渉成立
それでもお客様は、その土地をどうしても諦めきれませんでした。
立地も、周辺環境も、将来設計も、すべて理想的。
「ここしかない」との思いから、粘り強く交渉を続けたのです。
その結果――
通常の販売価格に200万円を上乗せすることで、ようやく販売会社が折れ、売買契約に向けて話がまとまりました。
お客様も安心し、希望する住宅会社と建物の設計打ち合わせも順調に進み、いよいよ契約日が決定。
「長かったけど、ようやく夢が叶う」と胸をなでおろした矢先――。
契約直前、社長の“ひと言”がすべてを覆す
契約日を目前に控えたある日、販売会社の担当者から電話が入りました。
「社長が一度お話ししたいと言っています」とのこと。
そして面談当日、現れたのは販売会社の社長。
お客様が丁寧にあいさつを交わすと、開口一番こう言われたのです。
「やっぱり弊社で建築しないと販売したくないんです」
お客様は愕然。
すでに交渉で金額も上乗せし、購入の意思も正式に示していたのに、まさかの“後出しNG”。
しかも契約日が決まった後のタイミングで、突然の方針変更でした。
松戸・柏・流山・つくばで実際に起きやすい理由
この地域は、近年の人口増加の影響で土地の供給が少ない傾向にあります。
そのため、不動産会社や建築会社が「自社で建てたいから、土地だけでは売らない」という思惑を持ちやすいのです。
特に、つくばエクスプレス沿線(柏の葉キャンパス・流山おおたかの森・守谷・つくばエリア)では、土地の仕入れ競争が激しく、販売会社が建築条件を“後出し”するケースも稀にあります。
トラブルを防ぐための3つのチェックポイント
このような被害を防ぐには、次の3点を必ず確認しておきましょう。
① 広告に「建築条件付き」と明記されているか
建築条件付きの土地は、原則として広告に明確な表示義務があります。
「お好きなハウスメーカーで建築できます」などの記載も無いようであれば、まずは確認を。
② 販売元が「建築会社」ではないか
土地販売と建築をセットで扱う会社は、建築契約を前提に土地を販売していることが多いです。
もし販売会社がハウスメーカーや工務店系の場合は、事前に「建築条件はありますか?」と確認しましょう。
③ 書面で条件を残しておく
口頭で「大丈夫です」と言われても、あとから覆される可能性があります。
「建築条件なし」で購入できる旨をメールや文書で記録に残すことが大切です。
お客様が取るべき選択肢とは?
このお客様の場合、結局その土地の購入は見送りとなりました。
時間も労力も費やした末の結果ですが、「後からトラブルになるよりは良かった」と、冷静に判断されたのです。
土地は“ご縁”です。
一見理想的に見える土地でも、裏で販売会社の事情が絡むことがあります。
逆に、少し条件が違っても誠実な会社と出会えれば、結果的に満足度の高い家づくりができることも多いのです。
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幼少の頃2DKの公団住宅に住んでいたため、マイホームへ強い憧れを持っていました。しかし、初めての住宅購入では失敗・・・その経験から住宅購入者が失敗を未然に防ぎ、満足のいく家づくりのお手伝いをしています。
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全国のFPが会員登録している日本FP協会様より、実務家FPとして取材を受けました。
「シンヴィング」様より住宅購入相談FPとして取材を受けました。(クリックで拡大します)
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ニューファミリー新聞社様にて、著書「生命保険見直し成功マニュアル」が紹介されました。


















