住まいのお金FP相談室の真崎です。
2025年10月、みずほ銀行が住宅ローン金利を引き上げました。
ここ最近、他のメガバンクや地方銀行でも、住宅ローン金利の引き上げが続いています。
住宅ローンの金利上昇は、ローン返済のスピードを鈍らせ、将来の資金計画を狂わせる可能性があります。
とくに
「定年時に退職金で完済しよう!」
と考えている方にとっては、見過ごせない変化です。
住宅ローンは、毎月の返済額の中で「利息」と「元金」を返していく仕組みです。
金利が上がると、このうち「利息の割合」が増えるため、同じ返済額でも元金の減り方が遅くなります。
たとえば、5,000万円を金利1%・35年ローンで借りた場合、20年後の残高は約2,340万円。
ところが金利1.5%だと、20年後の残高は約2,450万円と、約110万円も多くなります。
つまり、金利上昇は「毎月の支払いが増える」だけではなく、元金の減り方が遅れ、完済までの道のりが長くなる、という構造的な影響を受けることになります。
「定年時に退職金で住宅ローンを完済する」
という計画を立てている方は多いものです。
しかし、金利が上昇すると想定以上にローン残高が残っている、という事が生じてしまいます。
退職金からローン完済に充てる金額が増えれば、老後資金に回すお金が減り、生活設計に支障が出ることもあります。
金利上昇局面では、「何をすべきか」を早めに考えることが大切です。
ここでは、見直しのポイントを3つ挙げます。
返済シミュレーションの再確認
まずは、金利が0.5%、1.0%上がった場合に、毎月の返済額や総返済額がどう変わるかを確認しましょう。
銀行のホームページやファイナンシャルプランナー(FP)の相談窓口で、簡単にシミュレーションが可能です。
特に、定年時の残高がどれくらいになるかを「見える化」しておくことが重要です。
繰上返済の効果的な活用
金利が上がる局面では、早めの繰上返済が有効です。
余裕資金を使って「期間短縮型」の繰上返済を行えば、利息の節約効果が大きくなります。
住宅ローン控除が終了したタイミングで、繰上返済を検討するのも一つの方法です。
金利タイプの見直し
変動金利で借りている方は、今後の金利上昇リスクに備え、固定金利型やミックス型ローンを検討しても良いでしょう。
ただし、固定金利は安心感がある反面、金利水準が高く設定されている場合もあるため、「どの金利タイプが自分に合っているか?」を冷静に判断することが大切です。
住宅ローンは、長期にわたる家計負担のひとつで、金利の上昇は家計のバランスや老後資金計画に大きな影響を与えます。
特に、50代前後で住宅ローンを抱えている方は、定年後の返済負担を軽くするためにも、繰上返済や借り換えを早めに検討しておくことをおすすめします。
住宅ローンの返済計画は「金利」だけで判断するのではなく、家計全体・老後資金・教育費などを総合的に考える必要があります。
金利上昇のニュースに不安を感じた方は、ぜひ一度、現状の返済計画をチェックしてみましょう。早めの対策が、将来の安心につながります。
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【CFP 真崎 喜雄】
幼少の頃2DKの公団住宅に住んでいたため、マイホームへ強い憧れを持っていました。しかし、初めての住宅購入では失敗・・・その経験から住宅購入者が失敗を未然に防ぎ、満足のいく家づくりのお手伝いをしています。
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