土地の購入予算を抑える方法とは?|住まいのお金FP相談室

注文住宅の場合、どこへ住宅を建築するのか?を決め、着工前に土地を購入しなければなりません。
では建築予定の土地は、どのような手順を踏んで探せばよいでしょうか。
以下は、一般的な土地探しの手順になります。
1:土地の購入予算を決める
住宅購入の総予算から、建物の建築予算を差し引いて、どの程度土地にお金をかけられるのか?をまずは把握しましょう。
住宅購入が初めての方は、建物の建築予算を自分で把握するのは難しいと思いますので、候補となる住宅会社へ相談してみましょう。
早めに住宅会社へ相談をしておくことで、土地購入後に建物を建てる資金が不足することを防げます。
2:土地の希望条件を整理する
土地を探していくために、家族が希望する条件を整理し、優先順位をつけていきます。
エリア、駅からの距離、土地の広さ、学区やスーパーなどの周辺環境、日当たりなど、さまざまな条件から、自分や家族にとって優先順位の高い条件は何か?を考えてみてください。
3:条件に合う土地を探していく
予算、希望条件が把握出来たら、実際に土地を探していきます。
その際には、土地探しと並行して依頼する住宅会社を絞り込んでいくとスムーズです。
しかし、実際に土地を探し始めていくと、
「自分たちの希望条件に合う土地は予算より高かった・・・」
という状況に遭遇する事もあります。
では、土地の購入予算を引き下げるにはどうしたらよいでしょうか?
■土地面積を狭くする
当たり前と言えば当たり前ですが、土地面積が広い方が価格は高くなります。
ついつい、
子供を広い庭で遊ばせたい・・・
家族と庭でバーべーキューなんてステキ!
と考えてしまいがちですが、自宅から近い場所に公園などがあれば、庭が広い必要性は低いかも知れません。
自宅の庭で遊ばせるよりも、公園で遊ばせれば、近所のママ友と仲良くなるチャンスも広がります。
また、お子さんと一緒に遊べるのは、中学校入学前ぐらいまでの年齢でしょうから、年数にして10年程度です。
であれば、家族の人数から必要な収納量を割り出し、コンパクトな土地面積で探してみる、というのも1つの方法です。
また、土地の広さは駐車場のスペースにも大きく左右されます。
例えば、車2台以上の駐車スペースを希望している場合、1台分の駐車スペースに変更して希望する土地面積を狭くすることで、予算を抑えることにも繋がります。
複数台分の駐車スペースが必要な場合には、住宅の近くに月極駐車場を借りることも検討してみましょう。
また、公共交通機関が発達した地域であれば、車を所有しなくても生活できることもあります。
保有する車の台数を減らすことで、生涯にかかる車の買い替え費用、車検代やガソリン代などの維持費用を抑えることができますので、節約できたお金を住宅購入予算に回すことも可能です。
■鉄道の路線を変えてみる
土地の価格に対して大きな影響を与えるのが、物件の所在地です。
都市部なのか郊外か、で土地の価格には大きな差がでます。
複数路線利用可能なターミナル駅や急行列車の停車駅、商業施設が整っている駅や沿線の土地は金額も高くなる傾向にあります。
また、都心からの所要時間が同じでも、人気のある鉄道の沿線や駅は価格が高くなりがちです。
そのような時に土地の購入予算を抑える方法として、「鉄道の路線を変えてみる」のはいかがでしょうか?
夫婦共働きで、両親に子供の面倒を見てもらえる実家の近くで無いと困る、という場合を除き、鉄道路線の変更は意外にハードルが高くないものです。
狙い目は、人気の鉄道路線から分岐している路線です。
人気路線で駅から徒歩30分以上かかる立地よりも、乗り換えがあってもそこから分岐している路線で、駅から徒歩15分以内などの方が、通勤や通学には便利なものです。
また、商業施設の充実度合いを重視する方もいますが、日本に住んでいれば案外不自由はしません。
今は実際に店舗へ行かなくても、インターネットであらゆる商品を購入できますし、宅配サービスも充実しています。
土地の購入予算を抑えたい場合には、「鉄道路線の変更」も選択肢に入れてみてください。
■古家付きの土地を購入する
土地の購入予算を抑える方法として、古家が建っている土地を探すのも有効です。
ただし、マイホームを建築する場合には、古家を解体して更地にする必要があり、解体費用がかかります。
古家付きの土地の場合には、解体費用のお金もマイホームの予算に見込んでおく必要があり、解体費用を負担してもお買い得感があるか?を判断する必要があります。
ただ、古家の解体費用を売主さんへ値引き交渉することは可能です。
解体費用を事前に見積もり、その金額を土地の購入価格から差し引いてくれるよう交渉することで、土地の購入予算を抑えることにつながります。
土地の購入金額は、住宅購入の総予算の中で大きなウエイトを占めます。
少しでも土地の購入予算を抑えることができれば、その分を建物の予算に回し、住宅設備などをグレードアップさせることも可能です。
土地の購入予算がオーバーしてしまう場合には、変更できる条件、譲れない条件を家族でじっくりと話し合ってみましょう。
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幼少の頃2DKの公団住宅に住んでいたため、マイホームへ強い憧れを持っていました。しかし、初めての住宅購入では失敗・・・その経験から住宅購入者が失敗を未然に防ぎ、満足のいく家づくりのお手伝いをしています。
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