変動金利を選んだ方が良い人は?|住まいのお金FP相談室
住宅ローンを選ぶ際に、金利タイプを『固定金利』と『変動金利』どちらにするべきか?悩まれると思います。
1つの解決方法として「選択する金利タイプは将来、家計にどのような影響を及ぼすのか?」で判断することも必要となります。
住宅ローンの返済は数十年に及ぶ長いお付き合いとなります。
「今」家計が置かれている状況はもちろん、「将来」も予測して金利タイプを選択することが必要です。
『変動金利』を選択された方が良いと思われる方は、以下の状況の方が考えられます。
今の経済情勢では基本的には固定金利型ローンをお勧めしますが、変動金利型ローンを利用してもよいケースとして、考えられるものをあげてみます。
■家計に余裕がある方
将来の返済額が増えても許容範囲の方。将来の金利上昇といったリスクを十分にとれる方なら問題ないでしょう。
■借り入れの金額が少ない方
もともと借入額が小さければ、将来金利が上昇しても返済額が大きく膨らむことはありませんので、大きなリスクはないでしょう。
■借り入れの期間が短い方
金利が上昇しても、返済額が増えるのは5年ごとですから、10年くらいまでの期間で返済が終了するように組むケースの方です。
■短期間で完済できる方
繰上げ返済を積極的に行ない、短期間で完済する予定の方。
とにかく、低い金利で借り入れて返済額を抑えた分、一方で貯蓄もしながら繰上げ返済を積極的に行なって、短期間で完済する計画が立てられる方です。
■貯蓄が多い方
いざというときのための貯蓄が十分にあり、返済額が増えそうなときに繰上げ返済をして、返済額を軽減できるケースです。
以上のようなケースでは、金利変動に伴う返済額の変動にも対応できると思われますので、低金利が最大のメリットである変動金利型ローンを活用しても大丈夫でしょう。
いずれの場合も、将来の収入と支出を予想して、無理のない計画かどうかを計算してみる必要があります。
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