太陽光発電で停電のリスクを回避する方法とは?|住まいのお金FP相談室
最近は地震や台風など自然災害が多く、それらの被害により停電が発生することがあります。
災害時の情報は重要ですから、電気が使えないとテレビや携帯電話が使えなくなり、今後の避難ルートの確認にも支障が生じます。
また、電気ポット、炊飯器や電子レンジが利用できれば、最低限の食事は取ることが可能です。
ライフラインの中で、電気は比較的早く復旧すると言われていますが、それでも生活を守るためには、停電への備えは行っておきたいものです。
■太陽光発電で停電時の電気を確保
一昔前は「災害は忘れたころにやってくる」と言われたものですが、ここ最近は毎年のようにどこかの地域で災害が発生し、停電のリスクが高まっています。
太陽光発電を搭載した住宅へお住いの方は、
「我が家は太陽光発電があるから、停電になっても太陽が出ていれば電気が使えて安心!」
と思っている方もいます。
確かに、停電時にも太陽が出ていればソーラーパネルは発電しています。
しかし、ソーラーパネルで発電した電気を室内で使えるようにするためにはパワーコンディショナーという装置が動いている必要があり、停電時にはこのパワーコンディショナーが作動しなくなってしまいます。
パワーコンディショナーとは、ソーラーパネルで発電した電気を家庭で使えるように変換してくれる装置のことです。
普段、家庭では「交流電力」を使用して電気製品を利用しています。
しかし、太陽光発電の電気は「直流電力」なので、そのままでは発電した電気を家庭で使えません。
そこで、直流電力から交流電力へ変換する作業をパワーコンディショナーで行っています。
そして、停電時にはこのパワーコンディショナーが停止してしまいますので、太陽光発電が発電していても、発電した電気を家庭では利用できなくなってしまいます。
ですから、“そのままでは”太陽光発電が搭載されている住宅であっても、停電時には電気の利用ができません。
「え~せっかく太陽光発電を導入したのに・・・」
と思われる方もご安心ください。
多くの太陽光発電には、停電時にも最低限の電気が使えるように自立運転(非常用)コンセントが付いています。
この自立運転(非常用)コンセントを利用することで、停電したときでも電気製品が使用可能になり、停電時に電気が利用できなくなるリスクへのカバーができています。
■自立運転(非常用)コンセントで使える電気製品は?
自立運転モードに入ると、太陽光で発電した電気は自立運転用コンセントに供給されます。
ここにテレビや携帯電話の充電器など、使いたい電気製品を接続して使います。
しかし、この自立運転(非常用)コンセントは、消費電力の上限があり、1500ワットまでとなっています。
消費電力とは、電気製品を動かすのに必要な電気のパワーです。
通常、家庭で使っている電気製品には消費電力の表示があり、製品の目立たない場所に「○○○ W」とシールが貼ってあるか、刻印されています。
この消費電力「○○○ W」の表示を確認することで、利用したい電気製品がどれくらいの電力で利用できるのか?が分かるようになっています。
■災害が起こる前に確認するべきこととは?
日常生活を送る上では、この自立運転(非常用)コンセントを使うことはありませんから、その存在を気にする方は少ないと思います。
ですので、イザ停電となった際に自立運転(非常用)コンセントの利用方法が分からない、ということも考えられます。
マイホームの引き渡し時には、住宅会社から設備の利用方法の説明を受けますので、その際には自立運転(非常用)コンセントの場所や操作方法も確認をしておきましょう。
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