マイホームを雨風や太陽の紫外線から守ってくれる屋根ですが、そのデザインには様々なものがあります。一般的な屋根の形状と、メリットを解説します。

■切妻（きりつま）屋根

２つの傾斜面から構成されている三角屋根で、構造もシンプルで最も一般的な形の屋根です。

使用する屋根材の量が少なくて済み、施工にかかる日数や人員を抑えられるため、建築コストが節約できます。

コスト面のメリットは新築時のみだけではなく、将来のメンテナンスやリフォームについても同じことが言えます。

■寄棟（よせむね）屋根

4方向に傾斜面がある形状の屋根です。

寄棟屋根は4方向に軒があるため、雨風や太陽の紫外線が直接外壁に当たることを防ぎ、外壁の劣化を抑制できるため、住宅を長持ちさせることにつながります。

■片流れ屋根

屋根の面が1面で、1方向だけに傾斜がついている形状の屋根です。

片流れ屋根は、太陽光発電にとって有利な形状であることが大きなメリットです。

大きな１枚の屋根面を発電効率の高い南向きにとれば、他のデザインの屋根よりも多くの太陽光パネルを配置することが可能となります。

■招き屋根

切妻屋根に段差を付けた形状の屋根です。

屋根の段差がある招き屋根では、その高低差で生まれた空間を屋根裏として活用することができます。

屋根の形で、マイホームのイメージは大きく変わってきます。

屋根形状ごとのメリットを設計士に聞いてみると、家づくりがより楽しくなるかも知れませんね。

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