金利優遇期間の選択方法とは?|住まいのお金FP相談室
銀行で住宅ローンの申込みをする際に、あなたに適用される金利は窓口で表示されている金利とは異なります。
「え!窓口で表示されている金利が適用されないということは、高い金利になるの?」
と心配する方もいますが、そういう訳ではありません。
ではあなたに適用される住宅ローン金利がどのように決まるのかといいますと、以下のように店頭で表示をされている金利から“優遇金利”を差し引いた金利となります。
「窓口表示(店頭)金利―金利引き下げ(優遇金利)=適用金利」
そして、この金利の引き下げ(優遇)期間は、以下の2パターンよりご自身のライフプランに合わせて選択をすることになります。
① 全期間一律引き下げタイプ
全期間一律引き下げタイプは、住宅ローンを返済している間は、ずっと引き下げ幅(優遇金利)が同じになるタイプです。
住宅ローンを返済していく最初から最後まで金利の引き下げ幅が同じですので、長期にわたって金利の優遇メリットを受けられる返済プランです。
しかし、住宅ローン借り入れ後、途中で繰り上げ返済をして返済期間を短縮しますと、短縮された期間だけ金利優遇期間も短縮されてしまいます。
ですからあなたのライフプランの中で、繰り上げ返済を計画していない方は、こちらの全期間一律引き下げタイプを選択すると良いでしょう。
② 当初期間引き下げタイプ
この引き下げタイプは、3年や5年など、当初の固定金利期間だけ引き下げ幅が大きく、その固定金利期間が終了すると引き下げ幅が縮小するタイプです。
当初期間の金利引き下げ幅が大きいので、全期間一律引き下げタイプよりも、返済開始後の数年間は毎月の返済額が少なくてすみます。
返済額が軽減されたお金で積極的に繰り上げ返済を行い、返済期間を短縮していく計画の方は、当初期間引き下げタイプの金利プランが適しています。
住宅ローンは返済期間、返済方法によって総支払額は大きく変わります。
どちらの金利引き下げタイプを選択するかは、あなたのライフプランを見て判断をするようにしましょう。
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