住まいのお金FP相談室の真崎です。

「離婚します・・・」

以前相談に見えたご夫婦で、何回離婚を決意すれば気が済むんだろう・・・と思うぐらい「離婚」を口にする奥様がいました。

住宅の建築場所でご主人と意見が相違すると

「離婚する！」

外観のデザインでご主人と意見が相違すると

「離婚する！」

内装材の色合いでご主人と意見が相違すると

「離婚する！」

「離婚する」と言えばご主人が我慢してくれると思っているようで、事あるごとに「離婚」という発言を繰り返し、ご主人に譲歩を求めていました。

更に、奥様はご主人の保有する金融資産は事細かく把握しているのに、奥様の保有する金融資産はご主人にも完全シークレット。

理由は

「将来離婚したら困るから」

だそうです。

「子供を目の前にして、よくそんなこと言えるな～」

と思いながら聞いていましたが、ご主人はそんな事にはもう慣れていて、離婚の脅しで譲歩する事はありません。

一般的に、住宅購入の相談に見えるお客様は夫婦で協力し合って、知恵を絞り計画を進めていきます。

しかしそのお客様は夫婦間であまり会話が無く、どちらかというとギスギスした雰囲気。

話を聞いていても趣味や価値観が全然違い、どこで知り合って結婚するに至ったのか、不思議に感じるご夫婦でした。

結局どこまで話し合っても、マイホームの希望条件について夫婦の溝が埋まらず、住宅購入は無期延期に。

可哀そうなのはお子さんです。

母親から「離婚する！」と繰り返し聞かされた上に、期待して待っていた自分の部屋が持てることも白紙になってしまったのですから。

マイホームへの希望を登録すると、その希望条件にマッチした相手を紹介してくれる婚活サービスを某住宅会社が行っており、なかなか好評のようです。

モデルハウスの見学は、パートナーとなる方の様々な価値観がわかります。

デザイン、色合い、家具、お庭などなど、家づくりでは決めるべきことが多いので、お互いの価値観が一緒か、結婚前に確認をすることが可能です。

結婚してから

「価値観が全く違った・・・こんなはずでは・・・」

とならないために、結婚前に住宅展示場を見学しておくのは良いかもしれませんよ。

マイホーム購入時の

「資金計画」

「住宅ローン」

「適正予算」

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