住まいのお金FP相談室の真崎です。
マイホームの購入時には、ほとんどの方が住宅ローンを申し込み、その審査結果が出るまではハラハラドキドキするものです。
では金融機関は、どういった基準で審査を行っているのでしょうか?
国土交通省の「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」には、金融機関が融資を行う際に考慮する項目についての回答結果が掲載されています。
その中では、「年収」や「他の債務の状況」など、金融機関からすれば、
「貸したお金を返せる収入がある人か?」
「きちんと返済する人なのか?」
といった、申込をした「人」を中心に見ています。
しかし、住宅ローンの審査は借りる人の収入や金融資産、勤務先などの個人的な要素だけではなく、購入するマイホームの価値や品質も重要な判断基準です。
購入するマイホームの「担保評価」も多くの金融機関が重視していますので、例えば調整区域の土地などでは、担保評価がでないため、年収が高い人でもローン審査は厳しくなります。
更に、建築を依頼する住宅会社の信頼度や実績、施工品質などが審査に影響することがあります。
例えば、依頼した住宅会社が建築中に倒産したり、施工ミスが多発したりした場合、住宅の価値が下がる可能性が高くなります。
そのようなリスクを回避するために、金融機関は住宅会社の評判も気にしています。
以前相談に見えた方で、そのお客様の親戚が経営する
「リフォーム会社」
へ、マイホームの建築を依頼された方がいました。
その会社は、いままでリフォーム工事しか行ったことが無く、新築工事は初めてであったようで、様々な理由から工期が遅れに遅れました。
工程に合わせて材料の発注ができていなかった・・・
工事の職人を手配していなかった・・・
取引先の工事会社に断られ、代わりの工事会社が見つからない・・・
といった理由で、当初お客様に約束した完成時期より半年以上も遅れました。
その会社は新築工事を行ったことが無いのに、よく住宅建築を引き受けたものだと思います。
そのお客様の時は住宅ローン審査も無事通りましたが、
「トラブル続きで完成・引き渡しが遅れる会社」
であることは、今回の取引で金融機関側も把握していることでしょう。
もし、またそのリフォーム会社でマイホームの建築を希望するお客様がいた場合、同じ金融機関ではスムーズにローン審査が通らない可能性があります。
依頼する住宅会社は、住み心地はもちろん、住宅ローン審査のことも考えて、信頼と実績のある会社を選びましょう。
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幼少の頃2DKの公団住宅に住んでいたため、マイホームへ強い憧れを持っていました。しかし、初めての住宅購入では失敗・・・その経験から住宅購入者が失敗を未然に防ぎ、満足のいく家づくりのお手伝いをしています。
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全国のFPが会員登録している日本FP協会様より、実務家FPとして取材を受けました。
「シンヴィング」様より住宅購入相談FPとして取材を受けました。(クリックで拡大します)
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